『僕のヒーローアカデミア』に登場するプロヒーローチーム「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」。
その中でひときわ明るく、元気なキャラクターとして愛されていたラグドールに起きた悲劇は、物語の中でも特に衝撃的な出来事でした。
この記事でわかること
- ラグドールは個性を奪われた後、ヒーローを引退したのか
- 奪われた個性「サーチ」は最終的に戻ってきたのか
- 最終回後の彼女の様子やチームとしての活動状況
あのいつも笑顔だった彼女が、絶望の淵からどのように立ち直り、現在どのような日々を送っているのか。
本記事では、ラグドールの「その後」に焦点を当て、情報の整理とともに彼女の魅力を再確認していきます。
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ヒロアカのラグドールとは?プッシーキャッツの元気印

「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」の黄色担当ことラグドール。
彼女のハイテンションなキャラクターと、実は非常に強力だった個性について、まずは基本情報を整理しましょう。
ラグドールのプロフィールと本名
ラグドールは、猫をモチーフにした4人組ヒーローチームの最年少メンバー(当時)として登場しました。
常にテンションが高く、早口でまくし立てるような話し方が特徴的で、チームのムードメーカー的な存在です。
基本プロフィール
- ヒーロー名: ラグドール
- 本名: 知床 知子(しれとこ ともこ)
- 誕生日: 4月8日
- 身長: 166cm
- 好きなもの: アイドル、猫
本名の「知床」からもわかるように、メンバー全員が猫の種類と地名に関連した名前を持っています。
31歳(初登場時)とは思えない若々しさと愛嬌で、雄英生の合宿でも生徒たちを大いに盛り上げました。
意外とチート級?個性「サーチ」の能力詳細
彼女の個性「サーチ」は、戦闘向きではないものの、情報収集においては作中屈指の性能を誇る強力な能力でした。
「見るだけ」で相手の情報を丸裸にしてしまう、まさに偵察のスペシャリストと言える能力です。
| 能力の特徴 | 詳細 |
| 対象の特定 | 見た相手の位置を把握し続ける |
| 弱点の可視化 | 相手の弱点を見抜くことができる |
| 人数の把握 | 最大100人まで同時にモニタリング可能 |
この能力のおかげで、プッシーキャッツは山岳救助や広範囲の敵制圧において無類の強さを発揮していました。
しかし、その「便利すぎる能力」が、最悪の敵の目に留まる原因となってしまったのです。
かわいいと評判!コスチュームと見た目の魅力
ラグドールの魅力は、そのアイドルのような可愛らしいコスチュームにもあります。
黄色を基調とした猫耳付きの衣装と、パッチリとした大きな瞳は、多くのファンの心を掴みました。
デザインの注目ポイント
- 大きな猫耳と肉球グローブ
- 元気いっぱいなポニーテール
- 顔に描かれた猫のようなペイント
アニメで見せるコミカルな動きや、「〜だにゃ!」といった語尾を使わないのに猫っぽい雰囲気など、キャラクターとしての完成度は非常に高いです。
シリアスな展開が多いヒロアカにおいて、彼女の存在は癒やしそのものでした。
合宿襲撃事件でラグドールに起きた悲劇

物語が大きく動いた「林間合宿編」。
ここでラグドールを襲った出来事は、ヒーロー社会の闇と、オール・フォー・ワン(AFO)の恐ろしさを読者に植え付けました。
オール・フォー・ワンに狙われた理由
ヴィラン連合による開闢行動隊の襲撃の裏で、ラグドールは単独で行動している最中に消息を絶ちました。
彼女が狙われた理由は、AFOが彼女の個性「サーチ」を欲したからです。
AFOが目をつけた理由
- 広範囲の索敵能力が非常に優秀だった
- 「弱点を見抜く」力が支配に役立つ
- ワン・フォー・オール(OFA)の継承者を見つけるため
単なる戦闘力ではなく、戦略的に重要な価値を持つ個性だったため、彼女は標的として選ばれてしまいました。
この事件は、個性が「奪われる」という恐怖をまざまざと見せつけました。
個性を奪われた瞬間の描写と絶望
拉致されたラグドールが見つかったのは、神野区のヴィランのアジト跡地でした。
発見された時の彼女は、自慢の個性を奪われ、虚ろな目をした放心状態でした。
| 状況 | 描写の詳細 |
| 発見場所 | 脳無工場の廃墟付近 |
| 状態 | 全裸で意識混濁、ハイライトのない目 |
| 記憶 | 個性を奪われた瞬間の記憶が曖昧 |
いつも元気だった彼女が、見る影もなくボロボロになっていた姿は、チームメイトの虎(茶虎柔)だけでなく、読者にも深いトラウマを与えました。
「個性」=「アイデンティティ」である超人社会において、それを奪われることは死にも等しい苦痛だったはずです。
神野の悪夢から救出された時の状態
オールマイトたちの突入により、ラグドールはなんとか救出されました。
しかし、AFOは残酷にも「いい個性を手に入れた」と語り、既に「サーチ」が彼の手中にあることを示唆しました。
救出後の診断結果
- 命に別条はないが精神的なダメージが大
- 個性因子が完全に消失しており「無個性」に
- ヒーローとしての活動継続が困難な状態
肉体的な傷よりも、精神と魂を削られたような喪失感が彼女を襲いました。
それでも生きて戻れたことは奇跡でしたが、彼女のヒーロー人生はここで大きく狂わされることになります。
個性を失ったラグドールのその後と現在

個性を奪われたラグドールは、その後どうなったのでしょうか。
絶望して引退したのか、それとも別の道を歩んだのか、彼女の強さと仲間の絆が描かれました。
ヒーロー活動は引退したのか?
結論から言うと、ラグドールは「プロヒーロー」としての活動は事実上の引退状態となりました。
個性がなければ、過酷な現場で戦うことは不可能に近いからです。
引退に関する決断
- 現場に出ることは諦める
- しかし、ヒーロー事務所は辞めない
- 「無個性」でもできることを探す
彼女はふさぎ込む期間を経て、自分なりの答えを出しました。
それは、「プッシーキャッツのラグドール」であり続けることです。
事務所での新しい役割と仲間との絆
現在、ラグドールはワイルド・ワイルド・プッシーキャッツの事務所で、事務やサポート業務を担当しています。
「事務をとる知床、略して事務とこ!」と自ら明るく振る舞い、チームを支える道を選びました。
| 新しい役割 | 具体的な業務 |
| 事務管理 | スケジュール調整やデスクワーク |
| メンタルケア | 持ち前の明るさで事務所を盛り上げる |
| 生徒の支援 | 雄英生の訓練の手伝いや励まし |
マンダレイたちも彼女を見捨てることはなく、「4人でプッシーキャッツ」という姿勢を崩しませんでした。
この絆の強さこそが、彼女が絶望から立ち直れた最大の要因でしょう。
最終決戦での意外な活躍と貢献
最終決戦において、ラグドールは前線には立てませんでしたが、後方支援で大きな役割を果たしました。
特に、避難誘導や通信連携など、彼女の声が届く場所で戦い続けました。
最終決戦でのラグドール
- 一般市民の避難誘導をサポート
- 不安がる人々に笑顔で声をかけ続ける
- 最後まで「ヒーロー」として在り続けた
個性がなくても、人を勇気づけることはできる。
彼女はその生き様で、真のヒーローの姿を体現しました。
ラグドールの個性「サーチ」がAFOに使われた脅威

皮肉なことに、ラグドールから奪われた個性「サーチ」は、敵の手によって最悪の脅威となりました。
死柄木弔(AFOの意識と同化中)は、この力を最大限に悪用しました。
死柄木弔(AFO)がサーチを悪用した戦術
死柄木弔は、強化された肉体と「サーチ」を組み合わせることで、誰も逃げられない状況を作り出しました。
どこに隠れても即座に見つかり、弱点を突かれる恐怖は、ヒーローたちを精神的に追い詰めました。
悪用されたサーチの効果
- デクの位置を常に正確に把握
- 隠れている一般市民や負傷者の発見
- OFA継承者の特定
本来は人助けに使われていた力が、大量虐殺の道具として使われる様子は、見ていて非常に辛いものがありました。
デクたちを苦しめた「位置特定」の恐怖
最終決戦では、デク(緑谷出久)を誘い出すための囮として、あるいは逃げるデクを追跡するために「サーチ」が猛威を振るいました。
「見えているぞ」というプレッシャーは、戦術を根本から制限させるほど強力でした。
| 戦況への影響 | 具体例 |
| 奇襲の無効化 | 近づくヒーローを事前に察知される |
| 逃走の封じ込め | 距離を取ってもすぐに追いつかれる |
| 精神的重圧 | 常に監視されているストレス |
ラグドール本人がその場にいなくても、彼女の「目」だけが敵として立ちはだかる展開は、因縁深さを感じさせました。
皮肉にもラグドールの力がラスボスの鍵に
物語の終盤、AFOにとっても「サーチ」はなくてはならない能力となっていました。
しかし、それは逆に言えば「ラグドールの個性が世界を脅かすほどの力だった」ことの証明でもあります。
サーチが示した事実
- サポート系個性でも使い方次第で最強クラスになる
- AFOが執着するほどレアな能力だった
彼女が自分の個性の強さを誇りに思っていたように、その輝きは敵の手に渡っても失われることはありませんでした。
ただし、その使われ方はあまりにも悲しいものでしたが。
ラグドールの声優とアニメ登場回
ラグドールの魅力的な声を演じているのは誰なのか、そして彼女が活躍するエピソードを振り返ります。
アニメ派の方は、ぜひ彼女の声にも注目してください。
声優は川崎芽衣子さん!演技の魅力
ラグドールの声を担当しているのは、声優の川崎芽衣子さんです。
ハイテンションで早口なセリフ回しから、絶望の淵に沈んだ時の虚ろな声まで、幅広く演じ分けています。
川崎芽衣子さんの演技の凄さ
- マシンガントークでも聞き取りやすい滑舌
- 「事務とこ!」のシーンで見せた吹っ切れた明るさ
- マンダレイとの掛け合いのテンポの良さ
彼女の演技があったからこそ、ラグドールのキャラクターとしての深みが増しました。
アニメで活躍するおすすめのエピソード
ラグドールをもっと見たいという方のために、主な登場回をピックアップしました。
やはり一番の見せ場は、第3期の林間合宿編です。
| エピソード | 内容 |
| 第40話 | 「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」初登場回 |
| 第41話 | 「洸汰くん」合宿での食事シーンなど |
| 第50話 | 「始まりの終わり 終わり」救出後の病室シーン |
元気な姿を目に焼き付けてから、その後の展開を見るとより感情移入できるでしょう。
劇場版やOVAでの出番はある?
現在のところ、劇場版でのメインキャラクターとしての大きな出番は確認されていませんが、背景やモブシーンでのカメオ出演の可能性はあります。
OVAでは「生き残れ!決死のサバイバル訓練」などで、合宿前の時系列として元気な姿が見られるかもしれません。
ファンへのアドバイス
- アニメオリジナルの日常回などをチェック
- ゲーム作品での登場シーンを探す
彼女の供給は限られていますが、登場するシーンはどれも印象深いものばかりです。
ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツの絆
ラグドールを語る上で外せないのが、チームメンバーとの絆です。
彼らは単なる同僚を超えた、家族のような関係を築いています。
マンダレイ、ピクシーボブ、虎との関係
リーダーのマンダレイ、婚期を気にするピクシーボブ、そして頼れる武闘派の虎。
彼らはラグドールが個性を失った後も、変わらぬ態度で接し続けました。
メンバーからのサポート
- マンダレイ: 優しく包み込み、居場所を守り続けた
- 虎: 拉致された際、誰よりも激昂し救出に尽力した
- ピクシーボブ: 明るく振る舞い、日常を取り戻そうとした
特に虎が神野でマグネたちを圧倒した時の気迫は、ラグドールへの深い愛情を感じさせる名シーンでした。
チームワークが生んだ数々の名シーン
プッシーキャッツの強みは、4人の個性が噛み合った連携プレーです。
土流を作り、テレパスで指示し、身体能力で制圧し、サーチで情報抜く。この完璧な布陣はプロの中でも評価が高いものでした。
| 連携の役割 | 担当 |
| 司令塔 | マンダレイ |
| 広域制圧 | ピクシーボブ |
| 近接戦闘 | 虎 |
| 情報収集 | ラグドール |
「4人で一つ」のチームだからこそ、誰か一人が欠けても成立しない。
だからこそ、ラグドールが「事務」として残ることは必然だったのです。
「個性」がなくてもチームの一員である理由
ヒロアカの世界では「個性」が全てかのように語られることがありますが、プッシーキャッツはそれを否定しました。
ラグドールに必要なのは「サーチ」ではなく、彼女自身の「心」と「存在」でした。
チームが証明したもの
- ヒーローの本質は能力ではない
- 仲間を支える方法は戦うだけではない
彼女が事務所にいるだけで、チームの雰囲気は明るくなります。
それこそが、彼女に残された最高の才能なのかもしれません。
ヒロアカ最終回後のラグドールのその後
物語が完結した『僕のヒーローアカデミア』。
最終回のエピローグでは、数年後の世界の様子が描かれました。ラグドールはどうなっていたのでしょうか。
奪われた個性は戻ったのか?
最も気になる「個性は戻ったのか」という点ですが、作中で明確に「戻った」という描写はありませんでした。
AFOが消滅した際、奪われた個性が元の持ち主に返還されるというルールは明言されておらず、OFA(ワン・フォー・オール)とは性質が異なります。
推測される現状
- 依然として無個性のまま生活している可能性が高い
- しかし、それを悲観している様子はない
- 事務員兼サポーターとして定着している
戻らなかったとしても、彼女はもうそれを乗り越えています。
失ったものを数えるのではなく、今あるもので精一杯生きる姿がそこにはありました。
結婚や恋愛についての噂
ファンの間では「かわいいから結婚してるのでは?」という噂も飛び交いますが、公式で結婚に関する明確な描写はありません。
ピクシーボブが相変わらず婚期を気にしている描写があるため、チーム全体としてまだ独身である可能性もあります。
| メンバーの状況 | 詳細 |
| ピクシーボブ | 相変わらず焦っている様子 |
| ラグドール | 元気に仕事中(浮いた話は描写なし) |
もし結婚していたとしても、きっと明るく楽しい家庭を築いていることでしょう。
未来でのプッシーキャッツの活動
最終回の数年後の世界でも、ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツは現役のトップチームとして活動を続けています。
ランキングチャートでも上位をキープしており、ラグドールもその一員として胸を張っています。
未来のラグドール
- 年齢を重ねても変わらぬ美貌とテンション
- 次世代のヒーローたちを見守るお姉さんポジション
- チームの看板娘としての役割
彼女たちはこれからも、4人で力を合わせて人々を守り続けていくはずです。
ラグドールの活躍を配信でチェックする方法
ラグドールの元気な姿や、衝撃の展開をアニメで見返したい方へ。
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ヒロアカ以外のジャンプ作品も充実しているため、アニメ好きにはたまりません。
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- 2.5次元舞台版ヒロアカも配信されていることがある
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舞台版のラグドールも再現度が高く非常に可愛いので、もし配信されていれば必見です。
【ヒロアカ】ラグドールに関してよくある質問
Q. ラグドールの個性は最終的に戻りましたか?
A. 明確に戻ったという描写はありません。
最終回のエピローグでも個性が戻ったことを示す具体的なシーンはなく、AFOが消滅しても奪われた個性が自動的に戻るわけではないと考えられています。しかし、彼女は「事務とこ」として元気にチームを支え続けています。
Q. ラグドールは死亡しましたか?
A. いいえ、死亡していません。
神野区のアジトで発見された際は意識不明の重体でしたが、その後回復しました。個性を失いヒーロー活動はできなくなりましたが、生存しており、最終回まで元気に登場しています。
Q. ラグドールとオールマイトに関係はありますか?
A. 直接的な深い関係はありませんが、救出者と被害者の関係です。
神野区の脳無工場跡地からラグドールたちを救出したのは、オールマイトを含むプロヒーローと警察の部隊でした。彼女が助かったのは、オールマイトたちがAFOに立ち向かったおかげでもあります。
まとめ
本記事では、ヒロアカのラグドールについて、個性を奪われた経緯やその後の現在について解説しました。
記事のポイントをまとめます。
- ラグドールは「サーチ」という強力な個性をAFOに奪われてしまった。
- 個性を失った後も、事務担当としてプッシーキャッツに残り活動を続けている。
- 最終回でも個性が戻った描写はないが、チームの一員として元気に生きている。
悲劇的な運命を背負わされた彼女ですが、それを跳ね返すほどの明るさと仲間の絆が、読者に希望を与えてくれました。
「個性」がなくなっても、彼女は間違いなく最高のヒーローの一人です。
アニメや原作を見返す際は、ぜひ彼女の懸命な姿に注目して、エールを送ってあげてください。

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